生き方

不運と傲慢さの関係について

ワタシには何人かの師匠がいて、本当にいろいろな事を教えていただきました。
すぐに理解できたこともあれば、その時は全く意味が解らなかったこともあります。
ワタシの地頭では咀嚼できなかったことが、後々やっと腑に落ちたこともあります。
そんな《すぐに意味が解らなかったこと》一つに、
「師匠に尽くせ」というものがありました。
今回の記事では、これについて考察したいと思います。

「お客様」感覚でいると損をする

ワタシがプロのカウンセラーを目指し、脳科学を学んでいた時です。
師匠が言いました。
「自分が幸せになりたいなら、俺に尽くせ、俺の夢の役に立とうとするのが筋」
ワタシは全くその時意味が解りませんでした・・・・。
何故ならば、既に世間の相場からしても高い金額を授業料として支払っていたからです。
重ねて師匠は言いました。
「今の人間は、金を払えば自分が何でもしてもらえると思っている」
ワタシは更に???になりました。
教えて欲しいからお金を払っているのに、尽くすのは先生の方でしょう?と本気で思いました。
「対価を支払えば、その分の仕事はしてもらえる。だけどそれで終わりでいいのか?それだと料金分しか引き出せないだろう?」
こう言っていただいてもまだ何のことかさっぱり意味が解らなかったのが、当時のワタシでした。
更に師匠は言います。
「今の人間は本当に傲慢なのだ。金さえ払えばいいと思っているからだ。」
これにもその時、ワタシはそれのどこが間違っているのか?
さっぱり何を言おうとなさっているのか理解不能でした。

この意味が解るようになったのは、自分がプロになってお金を頂けるようになってからです。
頂いた金額よりずっと大きな価値をお返しすると思って働いていますが、
たまに本当に人生が困っている方というのがいらっしゃいます。
家族に問題を持った人がいるケースなどもそうです。
ご本人だけでは終わらないケースです。
こちらとしてはサービスの思いで協力を提案することもあります。
ところがです。
まあまあの確率で、途中でワタシのその気が萎えるんです。
「受け取ることを当たり前だと思っている態度」が見えた時です。
これ以上してあげる必要ないや!って、
手を引こうと思わせてくる方は割とよくいらっしゃいます。

相手から引き出す能力が高い人と低い人

一言でいえば、礼儀。
礼儀のある人と、ない人がいらっしゃいます。
ワタシ自身も自戒を込めて思うのですが、礼儀のない人は運が悪いんです。
昔のワタシも無礼そのものだったと思います。
お金を払えば自分が立場が上だと本当に思い込んでいたからですが、
物事には常に2極、反対側のベクトルが同時発生することを知らなかったからでした。
無知の知、バカの壁という言葉があります。
自分がバカだということを自分が知らない状態のことです。
ワタシは正に、師匠に対して今思えば無礼でした。
お金を払っている自分が上だとどこかで思っていたからです。

ですが自分が教える側になって身をもって知ったのは、
受講生側の態度によって、教える側の気持ちはいかようにも変化するということです。
謙虚に、がむしゃらに、一生懸命に講師を信じ、ワタシの為にもなんとか結果を出そうと頑張っている姿に、
更にこちらは何かもっと与えたくなるのです。
ところがそうでない方というのがいるんですね。
どこか傲慢な態度が出るのです。
受けてやっている感。
相手の傲慢さを感じた時、情熱に冷や水をかけられた気持ちになります。
とても残念な思いになると同時に、
「今まで自分が散々人に出してきた傲慢さが返ってきた、刈り取りが出来て良かった!」と捉えるようにしています。
蒔いた種を刈り取るのが人生だから。
かといって、その傲慢な人にそれ以上の何かをしてあげる訳ではありません。
打ちきりです。
何故ならば、そこでワタシが甘い顔をしては、その方の学びにならないから。

無料を無料で当たり前だと思うと運が落ちる

ワタシは無料メール相談というのをずっとしています。
無料ですが、かなりの長文で親身になって文字のカウンセリングをしています。
酷い悩みを抱えている方に結構いらっしゃるのが、無料のカウンセリングに対してお礼の一言も送ってこないんですね。
貰うだけ貰って、あとは無視。
ま、これもワタシの蒔いた種の刈り取りだと思っています(苦笑)。
人生に不思議なことは無し。
全て己が原因ですからね・・・・。

でもね、もしかしたら返事こそしなかったけど、こころの中では感謝してるケースもあると思います。
ところがそれでもやっぱりダメなんです。
地球ってね、テレパシーっていうコミュニケーションが成立するほど成熟していないんです。
言葉で伝えること。
それもなるべく早く伝えることが、礼儀です。
やっぱり礼儀の無い人って運が悪いんですよ。
何故ならば、ワタシは感想を送ってくださった方には、またちょっとしたアドバイスを追加で書いたりしてるからです。

だからワタシは、逆に安易に「無料」を受け取らないように気を付けるようにしています。
相手がこちらの為に個別の時間を割いてくださるケースは、特にです。
無料のZOOMセミナーや、クラブハウス、無料セッション、色々と無料のお誘いは来るのですが、
最初からその団体に興味がなく、支払う意志も無いならば、こちらから参加の申し込みはしないんです。
ただ、知人からの紹介などで受けるだけでいいから受けて欲しいとお願いされたケースは別ですけど。。。
それも興味が無ければやはり最初からはっきりと断る方が親切だし、礼儀だとこの頃思うようになりました。

言いにくいことを言ってくれる人が本当の恩人

ワタシがまだ一人のお客さまも掴めずにいた、肩書だけ「心理カウンセラー」だった頃、
斎藤一人さんの講演をよくYouTubeで聴いていました。
その頃、なんとか一人さんから仕事のヒントを得ようと、すべての講演を片っ端から聞きまくっていたのですが、
その中に異色の回があります。
「タダで得したと思っているようなヤツには、神様は絶対にチャンスなんか与えてくださらない」
これは、一人さんが仲良しだった寺田酒造の寺田社長の話を元にした回です。
寺田社長は、多くの若者にタダで素晴らしい話をし、食事までふるまう人徳のある方ですが、
その社長の話で人生を開花できる人と、そのままで終わる人に二分されると一人さんはおっしゃいました。
そして次に衝撃的な言葉が続きます。
「一人さんの話で成功したかったら、うちの化粧品を買いな」

ワタシは確かにずいぶん無料で一人さんの公演を聞かせていただいていました。
即まるかんの販売店を検索し、何か買わせていただこうと行動をしました。
タダで得よう、自分だけが得しようという礼儀もなにもない傲慢な態度をもしもあのまま取っていたら、
今のワタシは絶対に居ないと断言できます。
ワタシはその後まるかんのお店でセミナーをさせていただくことになり、
その流れで個人カウンセリングのお客様もいただけるようになりました。
普通は、言いにくいですよね。
うちの化粧品を買えとか、寺田の酒を買えって言いにくいです。
でもね、言いにくいことを言ってくれる人がいなければ、そういう人って一生死ぬまで気づけない。
バカは死ななきゃ直らないから。

お金を払った上に感謝して相手の役にたとうとすることが最上級

話を元に戻します。
ワタシはそもそも、師匠に受講料を収めていましたので、素晴らしい授業そのものは全て受講させてもらうことができました。
ただ、あの時言われた言葉を当時理解できませんでしたので、それ以上を引き出すことが出来なかった。
これは自分の未熟さゆえの反省点です。
もしワタシがもう少し賢ければ、とてつもなく知識豊富な師匠から多くをもっと教えていただけただろうと思います。

ただ、今はその体験をふまえて、お金を払った上に感謝のこころで役に立つ!を実行する側になりました。
例えば本当に素晴らしいと感じた飲食店などは、その後SNSで情報を発信し、お店の宣伝に一役かわせてもらいます。
また、素晴らしいサービスを受けた商品についても、それを感謝の気持ちで拡散することもあります。
無料に安易に関わることを止める。
これも自分の運を守る智慧だと思います。
タダほど高いモノはない。
そう、ワタシから無料で受け取ったのにお礼の一言もない貴女、ワタシは貴女の運をちゃんと貰っていますよー(笑)
なんてねー💘あはは、冗談です。

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