子育て・親子関係

離婚後、浮気相手と交際している「こどもを奪った元夫」が許せない!

Aさん(35歳/看護師)からのご相談に、脳科学/量子力学/心理学を用いながらお答えする回です。

日本人の離婚率は35%前後と言われています(2019年厚生労働省調査)。
そこに至る理由は様々ですが、まずはAさんからのメールを読んでみましょう。

離婚後は恋も再婚も絶対しない!と明言した夫だったのに

なほこ先生、こんにちは。

1年前に離婚をしました。
元夫が二人の幼い子どもを連れて、自分の実家に帰ってしまったことから双方に弁護士を立て、調停の末、法的にも相手に取られてしまいました。
私や実家の母より、姑の家事能力は明らかに高く、子ども達は元夫や姑と過ごす生活に違和感なく染まっていきました。

自分は看護師という仕事もあります。
身を引き裂かれる思いでしたが、争い続けることに疑問もあり、苦渋の決断をしました。

子ども達には約束通り、月に3~4回は会える状態にいたのですが、
突然元夫からメールが来て
「来年引っ越そうと思う。引っ越し後の面会について検討して欲しい」という内容でした。
子どもの暮らす元夫の実家と私は車で15分ほどの距離ですが、その引っ越し先は2時間ほどかかります。

誰かと同居する可能性をにおわせる内容でした。
その相手というのが結婚していたときに浮気していた女のようです。
薄々雰囲気を察していましたが、娘の口からその女性の名前が出てきました。

元夫は「一生自分は恋愛も再婚もしない」と確かに言っていました。
姑が近所で子ども達の世話をするという前提で押した判なのに、義理の両親とも離れ遠くに行く上、浮気相手と暮らすなど、寝耳に水です。
私の大切な子ども達がその女と暮らすと想像しただけで吐き気がして、許すことができません。

お世話になった弁護士さんに電話をして、親権を取る方法はないか?と相談しましたが、現状では難しいそうです。
なほこ先生、私は何を認めて、どう現状を捉えたら良いのでしょうか?
突然長々とメール相談してすみませんが、どうぞよろしくお願いします。

すべては自分がまいた種を刈り取るに過ぎないと認めることからスタートする

結論を書きます。
苦しくてたまらない時に、真っ先にするべきことは、これは自分が蒔いた種の刈り取りなのだと認めること

人のせいにすると、どんどん苦しみは増していきます。
脳科学的にも、他人を変えることはできませんが、自分を変えることだけは出来ます。

相手に引っ越しを止めてもらおうとか、その浮気相手と別れろ!と例えば考える前に、
まずはご自身の何かが苦しみの原因である、
自分自身に何か問題が在る

これをスタートにあえて設定してください。
こころを少しでも早く軽くするためのテクニックです。

今一番優先するべきは何か?を設定する

A子さん、貴女のお気持ちはお察しします。
一人の女性として許せない怒り、苛立ち、それは当然のことだと思います。

ではどうすればこころが軽くなるのか?
ワタシのカウンセリングではいつも、最終ゴールを最初に決めてもらいます。

どんな人になりたいのか?
どうありたいのか?【Be設定】

貴女が子どもの母親であることは一生変わりません。

まず、紙とペンを用意してください。

①一人の女性としてのゴール設定
②母親としてのゴール設定

それぞれを書き出してみましょう。

①は、自分がどうなりたいのか?
②は、子どもにとってのベストとはどのような状態なのか?

それぞれを俯瞰してみてください。

我欲がスタートになっていませんか?チェックしてくださいね。
自分の中の「何」が「反応」して苦しいのか?を解析してください。
今自分がするべき役目は何か?を冷静に掴んで下さい。

元夫や、浮気相手だった女性を変えようとしないでくださいね。
他人を変えることはできませんので、それをやればやるほど、貴女は益々苦しみの泥沼に落ちることになるからです。

どんな人になりたいのか?が決まれば、何をするかが見えてくる

ここからはもしワタシがA子さんだったなら、という仮定で書き進めたいと思います。
もしワタシがA子さんの立場なら、いずれにせよこころのモヤモヤをスッキリさせ、前進する女でありたいと思います。
なので、行動(Do)はこんな風に決まります。

●元夫と会って「事実」を本人から確認する
●姑の考えを本人から確認する

次に母親の立場で最終ゴールを考えると、子ども達にとって自分がどんなスタンスでいることが最善だろうか?ということになりますね。

子育てに必要な「両親連合」の話

元夫とA子さんは、本来であればお二人がそれぞれ父性と母性を発揮して子育てをするべきでした。
ですがお互いの未熟さ故に、それは叶いませんでした。

【父性】愛情のある厳しさを持って子どもに接する担当。びしっと筋を通す役目。社会のルールを教える役目。
【母性】夫を立て、優しさで子どもをフォローする役目。

子育ては、元夫と姑による「両親連合」に託すことに最後は納得して、貴女は親権を手放しました。

その「母性」を浮気相手だった女性が姑から引き取るかもしれないと直観的に察したことから、
激しいこころの痛みに苦しんでいるのですよね。

最終ゴールは「子ども達の幸せ」です。
こどもの幸せから逆算した時、貴女がいまするべき事は、まずは事実の確認なのではないかとワタシは思います。

次に、子どもにとって最適な父性と母性をどう確立するのか?を、
子どもの実の親同士ですから、冷静に話し合ってみられてはどうでしょうか?

子どもにとってベストな環境を協力して作る覚悟を持つこと

子どもは親のこころの不足感や寂しさを埋めるための「オモチャ」ではありません。
メンツを立てる為の道具でもありません。

子どもにはこどもの意思があります。
また、その女性との交際や同居が本当のことなのであれば、その女性の意思もあります。

A子さん、貴女の我が通り、相手が貴女に従ったなら枕を高くして眠れるのでしょうか?
きっと違うと思います。

感情的になるのではなく、冷静に「事実確認」をしてください。

そして子どもの気持ちを、子どもから確認してください。

その女性(本当に居るのであれば)の意思もご本人からきちんと確認なさったらいいと思います。

全員の意思や意見を納得いくまで冷静に話し合うこと。
話合いから逃げないこと。
逃げさせない事。

思い込みや感情論で暴走するのではなく、
全員がどうすれば幸せになれるかな?と、右上の光を見ながら口角を上げて投げかけてみてください。

潜在意識がふと閃きをくれますよ。

ワタシ思うんですけどね、
あなた方はお互いに向き合うことをまだやり遂げてないのではないでしょうか?

特に元夫側が、大切なことをLINEで乱暴に投げかけてきて、それで済まそうとするやり方。

それね、もうスルーしない方がいいですよ。

とことん腹を括って「言葉を使って、論理的に納得いくまで話し合い!」これ、やりましょうか!

一年前にやり残した「宿題」なのかもしれません。

本物の大人の話し合いをしてください。

こころの調律師 楠らん

こころの調律師 楠らん

たった三か月でアラフォー女子のこころ調律するカウンセラー。脳科学・心理学・量子力学・スピリチュアルをミックスした親身なカウンセリングで、本来持つ個人の能力を引き出します。専業主婦時代に約15年間精神薬中毒に陥った実体験あり。西洋医学に見切りをつけ、自力で断薬に成功。「働きたい」その一心で、スーパーのパートタイマーになり、その後プロ心理カウンセラーに転身。大阪を拠点に、オンラインセッションで全国・海外(時差)も対応。クライアントはOL、主婦、学生、公務員、経営者、政治家、医療従事者、教育関係など多岐にわたる。個人セッションとLINEで毎日メールサポート。お気軽に無料メール相談してください(メニューの中のお問合せフォームから)

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